弥生祭りで「福博弥生の歌」を子どもたちが踊る!

「福博弥生の歌 POP版」弥生祭りで披露

~地域への思いから生まれた歌を、子どもたちがダンスで表現~

2026年10月10日(土)、福岡市博多区の板付中央公園で「弥生祭り」が開催され、地域の多くの人々でにぎわいました。

会場では各町内による催しや出店などが行われ、その中で弥生5丁目のステージでは、地域のダンス教室に通う子どもたちが約20分間にわたり、10チームほどに分かれてダンスを披露しました。

そのステージの最後を飾ったのが、「福博弥生の歌 POP版」に合わせたダンスでした。

明るくリズミカルな曲に合わせて子どもたちが元気いっぱいに踊り、会場は大いに盛り上がりました。


ホームページづくりの打ち合わせから始まった楽曲制作

「福博弥生の歌」が生まれたきっかけは、福博弥生会のホームページ制作に関する打ち合わせだったそうです。

今年から「地球さんご賞」の地域実行委員会に加わる福博弥生会では、活動紹介や地域の魅力を伝えるためのホームページづくりが進められていました。

その打ち合わせの中で、地球さんご賞の派生企画として、子どもたちの作文をAIで楽曲化する「マイソング」の取り組みが話題になりました。

その話を聞いた葉山さんが音楽生成AI「Suno」に関心を持ち、

「自分でも地域の歌を作ってみたい」

と考えたことが、楽曲制作の始まりだったといいます。


地域を紹介する言葉が、そのまま歌の種に

最初の楽曲制作では、福博弥生会のホームページのトップページに掲載するために考えていた文章や言葉を、Sunoに入力したそうです。

そこには、

「日本の米づくり発祥の地をかかえ、御笠川・那珂川・多々良川・樋井川・室見川の5河川と
脊振山系・三郡山系を擁し博多湾・玄界灘を臨む自然環境豊かな、・・・」

といった、福博弥生の地域性や歴史、自然を伝える内容が含まれていました。

完成した歌詞を用意してから作曲したのではなく、地域について伝えたい言葉を入力し、それをもとにSunoが歌詞の続きを補いながら楽曲として仕上げていったといいます。

このようにして、最初の「福博弥生の歌」が誕生しました。

制作の主体となったのは葉山さんで、AI音楽制作についての助言を受けながら、自らSunoを操作して曲を完成させたとのことです。

いわば、

葉山さんの地域への思いと、Sunoの生成力が組み合わさって生まれた一曲

といえそうです。


最初の曲から、明るいPOP版へ

最初に完成した「福博弥生の歌」は、ややマイナー調で、歌謡曲を思わせる雰囲気の楽曲だったそうです。

この曲は周囲からも好評だったといい、その後、より多くの人が親しみやすく、子どもたちも楽しく踊れる曲調を目指して、明るいPOP調へとアレンジされました。

そうして生まれたのが、今回の弥生祭りで披露された

「福博弥生の歌 POP版」

です。


地域の歌が、子どもたちのダンスへ

完成したPOP版は、地域のダンス教室の子どもたちによる振り付けと練習を経て、今回の弥生祭りのステージで披露されました。

ひとつの地域紹介の文章から生まれた歌が、今度は子どもたちのダンスとなり、多くの地域住民の前で披露されたことになります。

AIを使って楽曲を制作すること自体は、今では少しずつ身近になっています。

しかし今回の取り組みは、単に「AIで歌を作った」というだけではありません。

地域を思う気持ちが歌になり、その歌が人に受け入れられ、さらに子どもたちの表現へと広がっていったところに、大きな特徴があります。


「マイソング」との出会いが、新しい地域文化のきっかけに

「福博弥生の歌」は、地球さんご賞の「マイソング」として制作された楽曲ではありません。

ただし、マイソングの取り組みを知ったことが、葉山さんが

「AIを使えば、自分たちの地域の歌も作れるのではないか」

と考えるきっかけになったそうです。

その意味では、今回の楽曲は、マイソングの手法や発想が地域文化づくりへと波及した例のひとつといえるかもしれません。

一つの取り組みとの出会いが、新しい発想を生み、その発想が別の地域活動へと広がっていく。

今回の「福博弥生の歌」は、そうした連鎖の中から誕生しました。


葉山さんの思いが、地域の舞台で形に

福博弥生の地域には、長い歴史があり、豊かな自然があり、そこに暮らしてきた人々の積み重ねがあります。

そうした地域の魅力や誇りを、これからの世代へ伝えていきたい。

「福博弥生の歌」には、葉山さんのそんな思いが込められているといいます。

その歌がPOP版となり、子どもたちが踊り、地域の祭りのステージを締めくくった。

楽曲が完成した時点で終わるのではなく、地域の中で使われ、人に親しまれ、次の表現へとつながっていく。

今回の弥生祭りは、「福博弥生の歌」が地域の歌として新たな一歩を踏み出した場になったといえそうです。

そして何より、葉山さんが抱いてきた地域への思いが、歌とダンスという形になって、多くの人の前で実を結んだ一日となりました。

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